前回は忘年会で酔い潰れてしまったリーダーの話をしましたが、後日談があります。
飲み過ぎてしまい、体調不良で翌日休むことになってしまったそうです。
私個人としては、忘年会で良い働きをしたと思っているので評価していますが、一般的に考えるならば、社会人としては失格ですね。
でも、誰も怒ることなく「まぁ仕方ないよね。休んだ方がイイよ」と逆にねぎらっていたのですから不思議です。
「私、今日代わりに出勤しますよ」と自主的に申し出
また、思わず「たいしたもんだな」と感心するシーンにも出くわしました。
リーダーが体調不良により休むことが決まった時に
「私、今日代わりに出勤しますよ」
と24歳の女性が休み返上で出勤を申し出たのです。
私はその自然な流れに驚きました。普通だったら休み返上で出勤する人は出ないか、しぶしぶ仕方ないからやります的な感じになると思います。なのに、彼女は自分から手を挙げたのです。
そして、この代理出勤の女性も含め、リーダーがやるべき仕事をみんなで分担してやったそうです。
これこそ会社で仕事をする上での理想の姿ではないでしょうか。
少し前、大阪で製造業の会社の若手社員10人に対して研修をやらせていただく機会があり、そこでも感心したことがありました。私は最初に
「では今からリーダー、副リーダー、書記を決めて下さい。決め方は皆さんにお任せします」
と言って様子を見ました。いつもどのように決まるかを見て、進め方を考えています。
なかなか決まらずじゃんけんで決めるのか、多数決で決めるのか、それとも誰かが立候補して決まるのか・・・だいたいこの3パターンに分かれます。
そして、時間のかかり具合も異なります。なかなか決まらない会社もあれば、すぐに決まる会社もあります。