逆転のカギは電話にあり?
そうは言っても、大学名差別からか、説明会に参加できない、とする学生も多いでしょう。本当に満席になった企業もあるでしょうし、他のナビ経由なら実は空席がある、などもあり得るのですがそれはさておき。
説明会にどうしても参加したいのであれば、ともかく採用担当者に直接電話することです。そこまでやる学生は多くはありませんし、どのみちキャンセルが出るのですから、採用担当者側が折れる可能性は高いです。私が接した学生で、これまでの戦績は勝率7割。これで内定まで至ったケースもいくらでもあります。
ただし、電話をする際は、「どうせキャンセルが出るんでしょ?」など、間違っても言わないこと。仮にキャンセルが出ても、そういう学生は意地でも参加させないようにするはずです。
泣いて頼めとまでは言いませんが、あくまでも低姿勢に。それが基本です。
この話、私は10年近く言い続けていますし、同じことを大学キャリアセンター職員や採用コンサルタントなどもよく話します。
でも、できる学生とできない学生、どうしても分かれてしまいます。電話一本で変わるのですけどねえ。SNSに大学名差別だなんだと愚痴るよりは、まず電話。特別、難しいことを要求しているわけではありません、まず電話(大事なことなので2回リピート)。
大学名差別の現状を変えるのも変えないのも、すべてはあなた次第です。(石渡嶺司)