大学名差別もあれば一発逆転も
国際教養大については、あれだけの難関大だから別格、との反論もあるでしょう。元は2004年開学の大学です。わずか10年で各企業から高い評価を受けるようになったのは、留学が必須だからではありません。
前回に難関大の学生が評価される理由として、「学力、読書量、人間関係、モチベーション」の4点を挙げました。
しかし、これって、難関大生の専売特許なのでしょうか?そんなことはないはず。現に国際教養大の学生は現在のように注目されていない時期から、この4条件を満たしていました。だからこそ、就職が決まっていったわけです。
ですから、8番目の「偏差値の低い学生はそれだけ不利になって当たり前?」という点について。
それをあれこれ言う前に、「自分で4条件を変えたら?」と中堅以下の大学生、地方大生の方にはお伝えしたいです。
学力や読書量を増やす努力はいくらでも個人でできるはず。人間関係も同様です。志望企業のOB訪問の対象者がいない、というなら、OBではなく社会人全般に切り替えるとか、同業他社まで探すなどすればいいだけです。
地方独自の就活イベントだって探せばあります。私もよく出没していますし。