あなたの給料を本当に上げる 「6つの基本」の押さえ方

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   今回は、サラリーマンなら誰でも気になる「収入の増やし方」について、人事組織コンサルティング会社であるセレクションアンドバリエーション株式会社の代表取締役・平康慶浩氏に解説してもらった。

年功昇給と残業代で収入を増やしているなら、そろそろやばい

   会社側の給与の支払い方、つまり人件費の決定方法を知れば、私たちがこれからのサラリーマン生活で何を重視すればよいかが分かるんじゃないだろうか。

   ちなみに最近の会社が人件費を決める方法は、次の4つの視点に基づいている。

   社員の生活費をちゃんと確保しようという(1)生活費の視点。しかし、会社も利益を出さなくてはいけない。だからどれくらいまでがコストとして許されるのかという(2)コストの視点。最近では中途採用も増えている。そのときにどれくらいの年収を提示すれば優秀な人を採用できるか、が検討される。それが、(3)労働市場の視点だ。最後に、働いていない、働けない人たちを助けるための(4)社会保障の視点がある。年金とか社会保険料などがここに含まれる。

   この4つの視点で企業が人件費を決定するということは、つまり、「長年働いたから給与を増やす」とか、「長い時間働いたから残業代をたくさんあげる」という状態から脱するという意味だ。「相場の給与はこれくらいだからもう昇給はなし」とか「60歳以上の人を雇い続けなければいけないから、若い人は我慢して」と言われる可能性だってある。

   じゃあ給料を上げていくためにはどうすればいいのか。アベノミクスの改革が進むなか、2015年からの数年間は、次の6つに気をつけてみよう。

上場・中堅企業の人事・総務部門に多くのコア読者を持つ月刊ビジネス誌。専門性の高い著者・ベテラン記者らによる鋭利なコンテンツラインナップが評判。1991年創刊以来、これまでの取材先企業は1,000社を超える。本連載では月刊『人事マネジメント』掲載記事をJ-CAST会社ウォッチ企画として抄録し公開している。
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