「既得権側に行きたい」大学生の落とし穴

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日本よ、これが既得権だ

   今、日本の大学生に対するアンケート結果を調査しています。数字をみると、圧倒的多数の学生が「既得権」側に行きたいと切に願っていることが分かります。大企業や公務員ですね。

   これは不思議ではないことで、バスが2つある生活の方が便利だし、快適なのと同じです。

   とはいえ、私のようにバスが2つある部屋じゃないと生きていけない!ということを言い出すと、引っ越しできる部屋、街が圧倒的に制限されてしまい、人生の自由度が下がってしまいます。

   これからの日本、既得権側の椅子はどんどん少なくなっていきます。既得権側を目指すと同時に、既得権がなくなった時にどうやってサバイブしていくかも考えておかないと、いきなり梯子を外された時、困ったことになりますよ。

   私も、時々部屋にお客さんを泊めて、バスがひとつしかない生活をして、次の引っ越しに備えておきます。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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