あなたは休日を、どのように過ごしているだろうか。平日の疲れを癒やそうと、ひたすら寝る人もいれば、買い物にアウトドアにと、積極的に動く人もいるだろう。ある記事によると、休日の過ごし方によって、「将来、出世できるかどうか」が分かるそうだ。
脳に「適度な刺激と、考える癖を与えること」が必要
女性向けニュースサイト、Glittyの記事「心理学から見る『出世しない男性』の休日の過ごしかた」(2014年12月25日)によると、「いつも同じ仲間と飲んでいる」、「デートはいつも同じ場所に行く」男性は、出世しない可能性が高いという。
記事によると、「いま交際のある10人の10年後の平均年収が、将来の自分の年収になる」。自分と似た環境の人たちとつるんでいると、上昇志向が削がれるのかもしれない。また、遊びに行く場所、食べる物、時間の使い方など、「いつも同じ行動パターン」を繰り返す人は、脳が衰えやすい傾向にあるという。仕事をバリバリこなすには、脳に「適度な刺激と、考える癖を与えてあげること」が必要なのだ。
同記事はいくつかのサイトに転載され、ツイッターでは、「自分は出世しないタイプのようだ・・・」とか、「俺は出世しないみたい。余計なお世話じゃ!」など、ややイラついた人もいるようだ。とはいえ、プレジデント社の調査でも、年収の多寡によって「休日の過ごし方」が違うとの結果が出ている。
年収が高いほど「休日も計画的」
「プレジデントオンライン」の記事、「『休日時間』の過ごし方は年収と関係するか 500万vs800万vs2000万、年収別『1週間の使い方』」(2014年6月25日)では、1000人のビジネスマンへのアンケート結果が載っている(初出は『PRESIDENT』2013年2月4日号)。その結果、休日を「ダラダラ過ごすことが多い」と答えたのは、年収500万円台が27%、800万円台が22.5%、2000万円以上が19.5%で、年収が低いほど「目的なく過ごす傾向」があった。
また、休日に「まとまった運動時間を確保している」割合は、年収500万円台が25.5%だったのに対し、800万円台が32.1%、年収2000万円以上では32.7%で、年収が高いほど、運動している割合が高い傾向がうかがえる。「勉強時間を確保している」人も、年収が高くなるにつれて多くなる。高収入のビジネスマンほど、休日もダラダラせず、運動や勉強にいそしんでいるようだ。
もちろん、ツイッターでは「高い年収の人と同じ休日の過ごし方をすれば、年収が高くなるわけじゃないですけどね・・・」というツッコミもあった。一方で、「休日を完全にオフにすると、週明けにボケる」というつぶやきや、「午前中→ジムで地味に運動、午後→1人でカラオケ、4時間で45曲歌った。仕事でストレスたまっていたので発散できた!」という人もいる。休日は、ある程度アクティブに過ごした方が、ストレス解消になるのかもしれない。(KH)