「ラグビー部員限定」就活サイトが誕生した理由

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   「現役ラグビー部員限定」と銘打った就活サイトがオープンした。サービスを立ち上げたのは、新入社員研修などを手がけるシンク・アンド・アクト(本社・京都府)。サイト名は「ラガキャリ」で、学生はマイページに情報を登録すると、企業から直接アプローチが来る仕組みだ。ネットでは、「ピンポイントで攻めてきたな」「野球でもサッカーでもなく、なぜラグビー?」などの反応が相次いでいる。

学生は「ラグビーのポジション」などを登録

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   『ノーサイドの続きはここにある――』。「ラガキャリ」サイト説明文によると、学生の登録は無料。大学名などの基本情報に加えて、ポジションなど「ラグビーに関連する質問で、あなたの魅力を引き出します」とある。日本経済新聞が、昨2014年12月22日の電子版で報じたところによると、「ラガキャリ」は、2014年3月までに200人以上の登録を目指す。企業は、年間40万円を負担すれば、サイトを通じて人材を探すことができ、今後1年間で50社の利用を目指しているという。

   自らもラグビー部出身という、「ラガキャリ」責任者の香水雄介氏は、サイト上で、「ラグビーという競技は、グラウンドでジャージを着た1人の選手が背負う責任が大きく、1対1で負けない強靭な肉体とスタミナ、何より『負けるか!』という気持ちが必要になる」と解説。こうした素養は、ビジネスシーンでも活かせるという。

サッカーや野球、柔道の「限定」もアリ?

   「体育会専用」と銘打った就活サイトでは、アスリートプランニング(本社・東京)が手がける、「アスリート就職ナビ」などが有名だ。同社によれば、全国の大学生のうち、体育会に属するのはわずか8%。一方で、大手企業の中には、新卒採用の20~30%を体育会出身者が占めるケースも少なくないという。体育会の学生には、今も熱い視線が注がれている。

   とはいえ、ラグビー部に特化したサービスは「初めて」。ツイッターでは、「ラグビーとかアメフトは人気高いよな」、「市場価値の高い学生を囲い込むマッチングサイトかぁ」と、納得する人もいれば、「どんどん細分化していくね・・・」、「サッカー部や野球部や柔道部のほうがずっと人数が多そうなのに、なんでラグビーなんだろう」という人もいる。また、「26年前にラグビー部員だった私は対象外だろうか・・・」と、「パス」を回してほしそうな(?)経験者からの反応もあった。(KH)

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