摂り過ぎると逆に仕事の効率を下げるおそれも
活発な脳の働きの維持と、ブドウ糖摂取との関係については、たとえば、ブドウ糖を販売するロングランのサイト「ブドウ糖 ドット ジェーピー」では、
「脳は、体全体のエネルギーの18%も消費するそうです。(ブドウ糖以外の栄養素も含む全てのエネルギーを100%として)つまり脳は他の臓器よりも多くのエネルギーを消費しています。そして、ブドウ糖だけをエネルギー栄養素としている脳は、全体のブドウ糖消費量の内46%も消費されていると言われています。人は1日に何もしなくてもおよそ260g、脳だけでも120gのブドウ糖を消費しています。体が寝ている時でも、脳は休みなくエネルギーを消費し続けてますから、常に1時間当たり5gのブドウ糖を消費している計算になります」
と説明されている。
ただ、もちろん摂り過ぎは禁物。糖分の過剰摂取は肥満につながり、高血圧や高中性脂肪血症、糖尿病など、生活習慣病のリスクも高まる。
それだけでなく、「逆に仕事の効率を下げる」可能性もあるという。マイナビウーマンの「あなたの仕事効率を上げる甘い物と下げる甘い物」という記事(13年12月28日)では、
「糖分をとった後に、血液中のブドウ糖を消すインスリンを分泌しすぎる傾向があると、インスリンが糖を除去するため、かえって血糖値が下がってしまいます。血糖値が下がると脳にエネルギーが行かなくなるため、脳がうまく働かなくなってしまう」
と指摘している。
甘い物などを食べる時は、農林水産省が提案する「食事バランスガイド」で、「菓子・嗜好飲料」の目安が「1日200キロカロリー」とされているのが参考になりそうだ。(MM)