「自己分析で内定」の学生をさらに分解
一方、「自己分析をやって就活がうまく行った。自己分析こそ就活では大事」と話す内定学生や社会人もいます。
こうした内定学生・社会人の話は、就活学生からすれば「自己分析こそ大事」のみ注目され、そこから「自己分析のみ大事」→「就活では自己分析をしないと負けてしまう」に変化する可能性すらあります。
では、「自己分析が重要」と話す内定学生・社会人が本当に自己分析のみをしっかりやっていたか、と言えばそんなことはありません。取材を進めていくと、以下の8項目のうち2項目以上に該当していることが分かりました。
・普段から新聞や本をかなり読んでいて、自分自身を振り返る、本(小説)の中の登場人物のことをあれこれ考えるのが好き
・普段から人付き合いが多い。人間観察をすることに慣れていて、そこから自分に足りない部分はどこか、など考えることも日常的。
・自己分析と同時並行で業界研究・企業研究なども進めている。
・就活イベントやセミナーなど、参考になるかどうかわからなくても、一人でどんどん参加する。
・多少ネガティブなことがあっても、こだわらない。
・対立する意見があってもどちらが正しいか、ということにこだわらない。
・自分の志望企業・業界とそれに受かるかどうか、というのは別問題と割り切っている。
・そもそも自己分析の結果にはあまりこだわっていない。特に途中で結果が変わっても、それでよし、と考えている。