「自己分析」肯定派VS否定派 採用担当者への取材結果から導いた答えは・・・

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   今回のテーマは自己分析です。就活生にとって、どこまでやるべきか、あるいはやるべきではないのか。

   自己分析は「自身を振り返り、強みや弱みを把握することで志望業界・企業を決めるもの」とされています。今では就活の必須科目になっていると言っていいでしょう。

   ところが、この自己分析、就活・キャリアの関係者の間では近年、「自己分析論争」が起きています。肯定派・否定派、それぞれ言い分があるようで・・・。

自己分析・肯定派の主張

自己分析って必要ですか?
自己分析って必要ですか?

   それでは、まず肯定派の主張から見ていきましょう。

・自己分析をしっかりやることで、自分の強み、弱みが分かり志望業界・企業も決まっていく。
・自己分析をしている前提での質問・設問も多い。たとえば、自己PRなどはその典型。

   主張されているのは、就活コンサルタント・カウンセラーなど。大学キャリアセンター職員も7割くらいが肯定派でしょう。まあ、いまどき、どの大学でも就活ガイダンスでは必ず自己分析についても触れていますし。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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