ホリエモン「『寿司の10年修行』不要論」に大賛成!の理由

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「固定観念を持たず、今できる最善のことをする」能力

   そのために必要な技術は「10年の修行」ではありません。最低限の寿司職人としての技術と、固定観念を持たずに、今できる最善のことを実行する気持ちなのです。

   この様な環境で商売をするのは、「10年の修行」で身につけた、寿司とはこういうものだという固定観念は邪魔になるかもしれません。

   これは、寿司職人以外の仕事にもいえることです。「日本でいいと思ったことは、必ずしも現地の人にいいと思ってもらえるとは限らない」のです。これは、カンボジアで小さなカレー屋(サムライカレー)をやっていても日々思うことです。

   自分たちが「美味い!」って思っても、カンボジア人スタッフは一口でやめてしまったり、カンボジア人スタッフの自信作は我々が食べると甘すぎたり。誰をターゲットにして、どんな料理を出すか、日々試行錯誤です。

   これから海外に出て行きたいと思う人は、ぜひ「固定観念を持たず、今できる最善のことをする」能力を身につけてください。もしかしたら、この変化の時代に、日本国内だけで生きて行く人にも重要な能力かもしれません。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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