岐阜から「看板業界革命」
一方、岐阜県岐阜市にある文化社は、看板、のぼり旗、ビニール幕などの通信販売で地方のハンディを克服し、全国から月1000件以上の注文が寄せられている。不動産、塾、ラーメン店などの業種・用途別、のぼり旗、駐車場用、スタンドなどの製品別に19店舗をネット上で運営し、取引顧客数を2004年の1万4000社(人)から2014年には6万社(人)に拡大した。インターネットの活用による販路拡大を徹底し、看板業界に革命をもたらした。2006年には岐阜県から「岐阜県IT先進化企業表彰」を受け、FC岐阜(岐阜フットボールクラブ)のオフィシャルスポンサーとなるなど、地域貢献にも力を尽くしている。近藤浩史社長は毎月2~3回は東京に来て、東京におけるネットワーク構築にも精力的に活動している。同社はいま、駐車場などの路面に、簡単に文字や数字を表示できるスプレー吹付用ブリキプレートが大ヒット中。これまで目立ったメディア掲載はないものの、メディアに登場する日は近いだろう。(管野吉信)