年末年始に「絶対やってはいけない」親子の会話パターン

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   今回のテーマは「親子の会話」です。実家から離れた大学に通う学生も、自宅から通う学生も年末年始であれば親との会話が増えます。就活目前の3年生であれば話題は当然、就活になるわけですが・・・。

会話1

お正月に親子で・・・
お正月に親子で・・・

親:「で、どうなんだ、就活は?」
子:「うん、まあ、ぼちぼち・・・」
親:「そうか・・・」
子:「・・・」
親:「お父さんなあ、無理は言わない。ただ、人並みの努力をして人並みの企業に行ってくれればそれでいい」
子:「じゃあ、聞くけどさ。人並みの企業ってどんなところ?」
親:「そ、それはまあよく知られているところとか」
子:「そんなのそう簡単に入れるわけがない。気楽に言わないでほしい、全く」
親:「俺は心配して言っているのになんだ、その言いぐさは!」


【採点:親 D評価、子 D評価】

   解説:ありがちなパターンです。どちらもマイナス2万点でD評価となりました。まず、親側ですが「人並みの努力で人並みの企業」という言い方がまずすぎます。あまりにも抽象的すぎて、どう努力すればいいのか理解できません。

   学生側も親の曖昧な言い方がプレッシャーになってイラっとする気持ちは分かりますが、そこは抑えましょう。この程度でイラっとしていると長い就活でもっとイラッとしてしまいます。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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