現在の状況は?
では、現在はどうなのか。転職口コミサイト「転職会議」でニッカウヰスキーに寄せられたユーザーの評判を見ると、給与水準や仕事のやりがい、福利厚生など10項目の総合評価は5点満点中3.8点。特に「育児介護休暇あり」「長く働ける」という社風が評価されているようだ。
口コミでも、
「会社全体が和やかな雰囲気でした。ガツガツしているひとを見ると息苦しくなるわたしにとって、ニッカはいまから思えばとても働きやすい環境の会社でした」
「本物にこだわってウイスキー作りをする企業の姿勢が一貫していたことに魅力を感じておりました」
と、好意的なコメントが目についた。
ちなみに、同社は2001年にアサヒビールの完全子会社となった。アサヒビール公式サイトの採用情報を見てみると、福利厚生の項目には、個人のニーズに合わせて物件を選択できる「社宅・寮制度」や、毎年一定の補助額が付与され、旅行や教育などの福利厚生メニューを自由に選べる「カフェテリアプラン」などが挙げられている。
こうしたアサヒビール情報も、「大正時代からホワイト」のイメージの後押しに一役買ったようだ。(MM)