非正規労働者数が「初」の2000万人突破 女性の派遣社員、急増

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   総務省が2014年12月26日に発表した11 月の労働力調査によると、非正規労働者数(原数値)が前年同月に比べて48万人増えて2012万人になった。統計を取りはじめた1984年以降で2000万人を超えるのは初めて。

   正規雇用と非正規雇用(いずれも、役員を除く)の割合は、正規が62.0%、非正規が38.0%だった。非正規雇用の38.0%は、月別の調査を開始した2013年1月以降で2番目に高い水準。最も高かったのは14年2月の38.2%だった。

   内訳はパートが11万人増の967万人、アルバイトが10万人減の414万人、派遣社員が19万人増の135万人、契約社員が11万人増の289万人、嘱託が12万人増の124万人。その他は6万人増の84万人だった。また、男女別にみると、男性が6万人増の56万人、女性が13万人増の79万人となっており、女性の派遣社員が増えていることがわかる。

   なお、総務省が5年ごとに実施する別の調査である就業構造基本調査では、2012年時点で非正規労働者数が2042万人となっていたことがある。

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