「一流の職人になるには、技術よりまずは人間性が重要」
秋山社長は、ご自身が7年間の丁稚修行で職人として必要なものを得ることができたという実体験もあり、本気で一流の職人を育てるためにやられています。
一流の職人になるには、技術よりまずは人間性が重要と仰っていました。
この丁稚の期間で人間性を育んでいるのです。
実際に19歳の1年目の女性の丁稚さんがいましたが、1分間の自己紹介をしてくれました。そして職人心得30か条というのを暗唱していたのですが、自己紹介を聞いてさらにこれを見て、私は驚愕とともに感動しました。立ち居振る舞いも素晴らしいのです。
1年も経っていないのに、こんな高いレベルになるのか・・・
と驚きました。これだけでも、秋山木工の人材育成の仕組みがしっかりしていることが見受けられました。
秋山木工では、入社するとまず1分間自己紹介をやるのですが、上手くできるようになるまで何回もやるので、まる1日かかるそうです。
1分間の構成は次のようになっています。
最初の20秒で自分の生い立ちや家族の話
中間の20秒で現在どのようなことをやっているか
最後の20秒で自分の志、将来の夢
これを相手にインパクトが残るように話します。
できるまで何回も、繰り返し練習させられます。