「外」の空気を吸ってみましょう
実際に来てみると、日本と同じくらい安全とは言えないまでも、南米などと比べたら遙かに安全であることが分かります。
油断しているとiPhoneを盗まれることはあっても、ナイフで刺されるようなことはほぼない、ということを感じることができると思います。ちなみに、私が個人的に一番怖いと思っているのは交通事故です。
海外で暮らすということを自分の人生の選択肢に入れる際、大切なことはこの「どの程度危険か」ということを身体で感じることです。複数の国に行ってみて、実際の危険度を自分で感じてみる。そして、「自分だったらどの程度の危険度まで許容できるか」を決めた上で選択をしていくわけです。
人によっては「日本以外は無理」と感じるかもしれませんし、「シンガポールくらいならOK」と思うかもしれません。「プノンペンでもOKだから、たぶんバンコクやクアラルンプールも問題ない!」と言う人もいるかもしれないし、「ボリビアでも大丈夫だから、たぶん世界中どこでも大丈夫」なんて猛者もいるかもしれません。
知りもしないのに自分の妄想だけで壁を作って外に踏み出さないのは、勿体ないです。
まるで、寒いからこたつから出ることができずに、無駄に過ごしてしまった休日のようです。思い切ってこたつから立ち上がると、寒さも結構心地いい物だったりしますからね。
これは、海外の危険度の話以外にも言えることです。
自分がいまいる場所がベスト、それ以外には地獄が待っているというのは、「信者」を囲い込むための常套手段。自ら囲い込まれる必要はないと思うので、なんか今の生活に不満がある時は、別の職場をのぞいてみたり、別の家に住むことを検討してみたり、別の国に遊びに行ってみたりして、外の空気を吸ってみましょう。
もしかしたら、新しい道が見つかるかもしれませんよ。(森山たつを)
カンボジアの空気を知りたくなったら、サムライカレー!
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