ブラックバイトVSブラック学生!? その赤裸々な実態とは

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「ブラック」問題は「気持ちの持ちよう」なのか

   一部ではあるが、学生たちが声を上げることに、批判的な意見も見られた。「学生が無理な勤務を強いられている? まあ、実際にブラックが増えているのも確かでしょうね。でも、いくら教えても仕事を覚えず、勤怠ずぼらで仕事できない学生はたくさんいると思うけど」と、手厳しい。

   確かに、バイトに限らず「ブラック企業」問題が語られる際には、「気持ちの持ちよう」「不満があると、すぐに『ブラック企業』呼ばわりする」といった否定的な指摘が出てくることも珍しくない。

   とはいえ、厚生労働省が発表した「若者の『使い捨て』が疑われる企業等への重点監督の実施状況」(2013年12月17日)によると、重点監督を実施した5111事業所のうち、約8割の事業所に法令違反を指摘した、という実態もある。調査対象には、正社員だけでなくアルバイトも含まれている。違法な時間外労働や、賃金不払い残業の例などが報告されている。(KH)

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