「30代男性なら『いつも財布に10万円』」の時代も
年齢に応じた責任と余裕を、「持ち歩く現金」に反映させるべき・・・。「財布の中身は『年齢×1000円』が役に立つ」という「こかげ」氏のブログには、1週間程度で600件を超えるツイッターの反応があった。
「なるほどー!納得できるなぁ」、「収入の多さにもよるけど、たしかにそう言う風に、お金のマージン取っとくのは大事かもね」と、共感を示す声もあれば、「そんなに持ち歩けないよ・・・」「月末になると無理」など、厳しいフトコロ事情を吐露する人も。
また、「90年代は、30代男性が『いつも財布に10万円』と言われてた。年齢×1000円とは、だいぶ安くなったものだ」と、羽振りの良かった時代を思い返す人もいる。
実際、みんないくら持ち歩いているのか。少し古い数字になるが、ネットマーケティングのアイシェア(本社・東京)が、同社の会員2664人(既婚者1263人、未婚者1401人)を対象に「財布の中身」を尋ねたところ、30代で最も多かったのは、「1万円~3万円未満」で43.9%だった。次いで「5000円~1万円未満」(23.4%)、「2000円~5000円未満」(13.8%)、「3万円~5万円未満」(9.9%)の順で、約86%が「財布の中身は3万円未満」だった。40代も同様の傾向で、8割近くが「3万円未満」だった。「3万~5万円未満」は14.2%、「5万円~10万円未満」は5.1%にとどまった。「年齢×1000円」より少な目の額の人が多数派だ。(2010年11月11日公表)。
最近では、電子マネーやクレジット払いも普及していることから、「全部Suicaなので、財布のなかに30円くらいしかなく、そのまま1週間すごしたりしてる」という人もいた。10万円から30円まで、現代ビジネスパーソンの「財布の中身」は、様々なようだ。あなたの財布には、今、いくら入っていますか?(KH)