「勝敗を分ける」就活本の選び方 SPI編「その対策では空回り」

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SPI対策本の切り札は、ズバリこの3冊

   対策本で一番売れているのは洋泉社の「SPIノートの会」が編纂している『これが本当のSPI3だ!  2016年度版』です。赤の表紙で目立つため、大学生協などで見かけた学生も多いはず。実際、大学生協でもかなり売れていますし、この本が一番信頼できます。内容を毎年ある程度ですが変えている点も好感が持てます。SPI3以外のテストセンター、WEBテストなどが気になるなら、このシリーズをどうぞ。

   SPI3とWEBテストを1冊にまとめたのがナツメ社の『2016最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集』。こちらもSPI3については難しい問題から始まっています。問題集が多いのも好評。なお、このシリーズ、2009年から刊行開始です。

   今年初刊行でなければ信用できない、という方にはTAC出版の『無敵のSPI3 でる順徹底攻略本2016年』。三田紀房さんの就活マンガ『銀のアンカー』を随所に使っています。

   とりあえず、SPI対策本で信頼できるのはこの3冊と言っていいでしょう。定価、ないし、大学生協での割引価格(1割引きが基本)なら買う価値は十分あると思います。他はブックオ・・・、なんてコメントすると炎上するのでこの辺で。(石渡嶺司)

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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