「勝敗を分ける」就活本の選び方 SPI編「その対策では空回り」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

性格検査は対策できる?

   ここまで能力検査について触れてきました。一方、性格検査はどうでしょうか?対策本によっては性格検査も端的にまとめると「ウソをつけ」と書いています。あるいはそうした指導をする大学関係者もいます。

   しかし、こちらもウソ。20年前の性格検査ならまだしも、今の性格検査はよくできています。ウソをつくと簡単に分かりますし、それで「虚言癖あり」と落ちるもとになりかねません。

   性格検査は正直に回答した方がどんな性格であっても通過する確率が上がります。まあ、回答スピードを上げたい、問題に慣れておきたいという意味での「対策」はやってもいいでしょう。しかし、ウソをつくという意味での「対策」は全くお勧めできません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
姉妹サイト