同レベル学生の合否が分かれるのは対策本のせい?
むかしむかし、ではない、つい最近、文系大学文系学部にAさんとBさんがいました。2人は仲良しであり、文系学生にありがちな数学嫌いであり、普通の学生と同様それなりに努力家でした。
就活でもそれなりに頑張ろうと思ったAさんとBさんは数学が嫌いでは適性検査も突破できないと考え、対策本を購入。少なくとも最初の1週間は1日1時間勉強していました。
しかし、Aさんは適性検査に突破し志望企業に内定。一方のBさんは適性検査にまるで通らず連戦連敗となりました。めでたし、めでたし?いや、Bさんからすればめでたくもなし、と。
同じ時間を適性検査対策にあてたにも関わらず、差が出てしまうのか、その理由は適性検査対策本にあります。
Aさんが購入した適性検査本は能力検査・非言語分野について、推論、集合などのテーマが先に並んでいます。数学が得意な理系学生であれば簡単なのですが、数学のパズルのようなもので、文系学生は大体が苦手。しかし、Aさんはめげずに対策した結果、解答できるようになりました。
一方のBさん。Aさんと同じように書店でSPI本を選びます。まず、Aさんと同じ本を手に取りますが、推論だの集合だのと言われても理解できません。そこで次の本を手に取ると今度は鶴亀算、速さの計算など分かりやすい問題から並んでいます。
おお、これは分かりやすい、とBさんはこの本を購入。実はここが大きなターニングポイントなのです。