円安時代、ドルで稼ごう! その方法とは

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   今、この原稿を銀座の喫茶店でMac Book Airで書いています。(ノマドだ!)

   珍しく日本帰国中で、東京都内をうろうろしているのですが、気付くことが「外国人増えたなー」です。

   日本の物価は外貨建てだと、2012年1ドル80円の頃と比べて、2/3くらいに下がっています。先ほど行った、築地の寿司屋(店主が10か国語くらい喋れる)はちらし寿司などは2000円ですが、ドルで考えると25ドルから17ドルに値下がりしているわけです。

   アメリカ、ニューヨークなどでチップ代とかも考えると、17ドルはさほど高いわけでもないので、2000円という料金も実に魅力的で、外国人のお客さんがじゃんじゃん入ってきます。

   築地では「外国人お断り」的な店も多いので、商売として上手くいっていそうな感じでした。

プノンペン生活にも影響

スーパーグローバル寿司屋!
スーパーグローバル寿司屋!

   これとは逆のことが、私たちのような海外で暮らしている人には起こります。

   カンボジアで10ドルのランチは、1ドル80円の頃は800円だったのですが、120円になると1200円になります。都内で「普通」のランチが、「高級」ランチの値段になってしまうわけです。

   ランチくらいならまだしも、家賃となると問題です。

   私はこのあとカンボジア・プノンペンに引っ越すのですが、家賃は900ドルです。引っ越そうと思った頃には9万円だったのですが、いまや10万8000円です。

   とはいえ、100平米以上あるでっかい部屋で、マンションの屋上にはプールもある物件なので、まだまだ東京よりはパフォーマンスはいいです。でも、これからどうなるかは微妙です。これ以上の円安がすすんだり、プノンペンのインフレが進んだりすると、東京はともかく、福岡あたりとは家賃が逆転する可能性があります。

   こういう世の中で大切なことは、

・いろんな通貨を稼ぐことができること
・いろんな場所で住むことができること

です。

   私は今はまだ、稼ぐ通貨は円が多いので、円安はピンチです。ただ、(ネットさえ繋がれば)基本的に世界のどこでも働いて、住むことができるので、家賃や生活レベルの一番コストパフォーマンスがいいところに引っ越すことができます。

   プノンペンでやばいことがあったり、円安が爆裂に進んだりしたら、さっさと引っ越します。そして、今の目標はドルで稼ぐことです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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