就活生にもやさしい(?)環境イベント エコプロダクツの活用法

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

金融、住宅、食品、教育などほぼ全業界に関連あり

   おそらく、このあたりで文系学生の半分以上が「いや、メーカー志望でも環境関連の企業を目指すわけでもないし」と他人事で脱落しかかっていることでしょう(それとももう脱落?)。

   いや、それが他人事ではないからお勧めしているのです。

   たとえば、金融業界。三井住友フィナンシャルグループ、日本郵政グループ、日本政策投資銀行などが出展。それにニッポン・エコビジネスというテーマゾーンがあり、日本各地の中小企業も参加しています。地域経済を考えるきっかけにもなるでしょう。

   住宅・建設業界はダイワハウス工業、戸田建設、東急ホームズなどが出展。こちらも「スマート&美防災」というテーマゾーンが設けられ、住宅・インテリアメーカーが出展しています。

   食品は味の素、キッコーマン、山崎製パンなど。流通はセブン&アイホールディングス、イオングループなど。航空業界は成田国際空港、東京国際空港ターミナルなど。それぞれ出展しています。

   考えてみれば、いまどき、どの業界・企業でも環境というものを軽視することはできません。どんな取り組みをしているのかを知るだけでも企業・業界研究はかなり変わってくるに違いありません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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