「大学教授」のドロドロした、いや、素敵な世界

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40過ぎても、50歳になっても、最初に採用された肩書のまま

   つまり、かつては、偉い先生のご意向で助手となり、次期に助教授(いまは准教授)、で、最後には教授というコースがあり得た。

   「え~っ、すっげー羨ましい」と思うかもしれないが、「気に入られる」には何か光る物があったんでしょう、文部省からも採用が認められたわけだし。

   でも良い事ばかりとは限らない。出世コースに乗り遅れる先生も、たまにおられた。30半ば過ぎても、40過ぎても、50歳になっても、最初に採用された肩書のまま。隣の研究室では、学生実験(助手の仕事)で教えた学生が自分と同じ助手として採用され、助教授になり、教授になり・・・とっくに自分より高給取りなんてことがわりとあった。まあ、大学ってとこもドロドロした人間関係があるわけよ、一般の会社と同じ、白い巨棟の世界ね。

   え~っと、ところで今回は何の話だったっけ・・・そうそう、「大学の先生になる方法」・・・にはたどり着かなかったので、また次回に「つづく」という事で。(プロフェッサーXYZ)

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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