いよいよ忘年会シーズンの到来だ。友人同士や職場の宴会など、酒を飲む機会がぐんと増えるビジネスパーソンは多いだろう。
この季節に気を付けたいのが「飲みすぎによる失敗」だ。最近発表された調査結果では、実に6割の男女が「酒で失敗したことがある」と回答している。
「書類をなくした」「喧嘩をした」危ない失敗も
井藤漢方製薬(大阪・東大阪市)は2014年11月14日、20~59歳の男女400人を対象に8月に実施した「飲酒についての調査」の結果を発表した。
回答者の中で酒を飲む人は275人だったが、そのうち63.3%が「お酒の飲みすぎによる失敗や後悔の経験がある」と回答した。
最も多い失敗は男女ともに「ひどい二日酔い」で、男性では「電車を乗り過ごした」「終電を逃した」が。女性は「胃腸の調子を悪くした」「電車を乗り過ごした」が続いた。
さらに「自分が何をしたか全く覚えていない」経験をした人は男女ともに2割いて、男性の1割は「財布やカバン、書類など大事なものをなくした」、女性の1割は「喧嘩をした」「けがをした・事故に遭った」と、取り返しのつかない失敗をしてしまった人もいるようだ。
宴会前にビーフジャーキーを食べると吉!?
ツイッターを見てみると、職場での飲み会の失敗談がいくつも見受けられる。
「会社で泊まりの宴会があった時に、乾杯でビールその後酎ハイ二杯、ウイスキーロック、ハイボール、熱燗と調子に乗ってチャンポンして、部屋戻って暫くしてトイレでマーライオンになりましたorzまぁ誰も気づいてないみたいなんでよかったけどww」
「笑い上戸と絡み酒の最悪の組み合わせの俺氏、先輩に絡みすぎて爆死www付いたあだ名はクレイジーボーイwww」
「記憶ないとかもどしたとかじゃないけどテンション高くて話さんでいいこと話したかもwwこれから会社のはほどほどにしよー」
失敗は嫌だけど酒は心置きなく楽しみたい、という人のために、生活情報サイトの「All About」では、医師の西園寺克氏による「簡単な悪酔い予防法」が紹介されている。
「宴会前に、コンビニでも入手できるような卵や卵製品、ビーフジャーキーなどの肉製品を食べておく」「アルコール濃度が低い酒からゆっくり飲み始める」のがコツで、肝臓の働きを助ける黒糖をデスクに常備しておくこともオススメしている(2010年10月更新)。
特に職場の飲み会では、羽目を外しすぎるとその後の自身の評価にも影を落としかねない。節度を守った楽しい忘年会を心がけたいところだ。(MM)