運転中のスマホいじりで・・・うぎゃ~~! 迫力の疑似体験をネットで

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   ドイツBMWの自動車ブランド「MINI」が、運転中のスマホ使用禁止を呼びかけるスマホゲームを公開した。

   タイピングゲームで指定された英文をいかに素早く打てるかを競うというもの。プレイヤーは運転席に座っているという設定で、フロントガラスには道路やビル群など景色が広がり、ハンドルやスピードメーターが表示されている。

スマホいじり運転の危険性は23倍

画面はこのあと・・・
画面はこのあと・・・

   「WHAT A DAY(なんて日だ)」「ARE THE KIDS IN BED(子どもたちは寝たかい)」「CANT WAIT TO BE HOME(早くうちに帰りたいよ)」など、帰宅途中の家族との会話に登場しそうな英文を次々と打っていく。

   うまくタイピングできるとメーターに表示される速度が上がり、景色の流れるスピードも速くなる。スコアも加算されていくのでどんどんゲームにのめり込み、徐々に運転や目の前の景色への集中力が失われていくのを実感する。

   このままゲームは続くかと思いきや、「その時」は突然訪れる。まさに自動車事故と同じように。3つほど英文をタイピングしたあたりで、交差する道路からトラックが飛び出してきて、急にスピードを緩めることもできず、正面から突っ込む。

   いきなり画面が血だらけになり、初めて遊んだプレイヤーならハッとさせられる。ゲームが終了すると、「運転中にテキストメッセージを打っていると、事故を起こす確率が23倍に高くなります」というMINIからのメッセージが。

   ただこれだけなのだが、スマホいじり運転の事故が起こるプロセスというのは、おそらくこれほどの呆気無いものなのだろう。そしてスマホの画面が血だらけになって驚かされる体験は、他のひとにもシェアしたくなるかもしれない。

   企業がスマホ向けのゲームをプロモーションに活用することはあったが、その多くがアプリストアでダウンロードしなければ遊べないものだった。今回のようにダウンロードする必要がないウェブブラウザで遊べると、ユーザーにとっての障壁は低くなるだろう。(岡徳之)

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