資格取得に失敗した学生は?
こうした資格の話をすると、難関資格を取得しようとして失敗した学生からも質問を受けます。難関資格とは、税理士、公認会計士、司法書士など。法科大学院を目指していたけど途中で方向転換した、という学生もたまにいます。
彼らに共通しているのは、勉強一辺倒でアルバイトもサークルも特にしていない、というものです。
結論から言えば、こちらも極端なマイナスにならず、教員養成系学部・教職課程や資格系学部と同じ。
「資格取得まで行かなくても、コツコツ勉強してきたのであれば、その努力を評価したい」
「難関資格を目指して失敗した、という話は学生時代に大きな挫折をしていることを意味する。見切りを付けた、という点でプラスに評価できるし、その過程は聞いておきたい」
資格があってもなくても、隣の芝生が青く見えるのはどの学生も同じ。隣の青さを嘆くよりは、自分の話をした方が内定には近づきやすそうです。(石渡嶺司)