上司が「手放したくない」部下の10条件とは

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理想的な部下とは、実は最強の会社員

□上司とコミュニケーションを図ろうとする部下

   上司からホウレンソウを取りにいかねばならないコミュニケーション下手な部下ほどイライラさせるものはありません。自ら、早めにホウレンソウを行う部下、特にちょこちょこ相談してくる部下はかわいいと思えるものです。相談するということは上司の能力を認めているということですから。


□上司を信頼しようと努める部下

   たとえ上司に疑わしい行動があったとしても上司を信頼しようと努める部下には、上司も信頼で返したいと思うものです。一方、不信の目で見られたら、上司も同じように不信感を抱くことでしょう。上司を最後まで信頼する部下を上司は信頼するのです。


□逆境でも逃げない部下

   人間誰しも難しいこと、怖いこと、見たくないこと、聞きたくないことを前にして「逃げたい」という願望に襲われるものです。しかし上司はそこから逃げるわけにはいきません。上司とともに逆境に挑む部下を上司が手放すわけはありません。


□成長意欲を示す部下

   目の前の仕事を頑張るだけでなく、自身の器を大きくしようと成長に励む部下には未来への期待が膨らみます。意欲を示してくれれば、新たな仕事を与える、勉強時間を確保できるよう便宜を図るといったサポートもできることでしょう。


□大人だな、と思える部下

   わがままな態度や発言がなく、大所高所から物事を見渡すことができ、終始落ち着いた態度で仕事に臨むことができる部下、つまり「大人だな」と思える部下と共に働けることを上司も誇らしく思えるものです。部下から学びたいとさえ考えるかもしれません。こんな部下を手放すはずがないでしょう。


――以上10条件のうち、あなたはいくつ当てはまりましたか。理想的な部下とは、実は最強の会社員と言い換えられるものなのです。


月刊『人事マネジメント』編集部/2014年7月号~12月号連載「リテンション5つの力」株式会社リーダーラボ 代表・大野敬浩著)

上場・中堅企業の人事・総務部門に多くのコア読者を持つ月刊ビジネス誌。専門性の高い著者・ベテラン記者らによる鋭利なコンテンツラインナップが評判。1991年創刊以来、これまでの取材先企業は1,000社を超える。本連載では月刊『人事マネジメント』掲載記事をJ-CAST会社ウォッチ企画として抄録し公開している。
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