「黒髪おさげで、弱い内面をアピール」すればOK?
ビジネスでは、見た目と中身のギャップをできるだけなくすことが、成功への近道だという意見もある。髪形やメーク、洋服、表情、声など、あらゆる角度から人をプロデュースする「パーソナルプロデューサー」の唐澤理恵氏は、日経Bizアカデミーで、次のように指摘した。
「仕事上のコミュニケーションで外見と内面が一致していることは、相互の信頼につながります。」
自分をプロデュースするなら、まず、「顔から外見の印象を分析」するのがよいという。たとえば、目が顔の下寄りにあるなら童顔、上寄りなら大人顔。目が離れているとおおらかに、くっついているときちょうめんに見える。その上で、性格などの内面を把握し、業種や役職などの環境に合わせて、「表現したいコンセプト」を決めていくという(「自分をデザインする」ビズアカ・インタビュー、2012年8月1日)。
自分の顔が、「他人からどういう風に見られているか」冷静に考える。もし、顔と中身にギャップがあるなら、それを解消する。そうすることで、コミュニケーションが上手くいくなら、こんなに良いことはない。
発言小町で「見た目ギャップ」に悩んでいた女性に対しては、「気が弱い内面に、外見を合わせてしまってはどうか」とのアドバイスが寄せられた。強い女に見られて悩んでいるなら、「いかにも気弱そうな、黒髪おさげの眼鏡ちゃんにすればOKです。服装も地味に、白いシャツにカーディガン、スカートは膝丈。これで、強そうなデキる女性という第一印象は崩れます」。
実行に移すのは勇気がいりそうだが、思い切って外見を変え、「私って本当は、こ~んなに地味で弱い人間なんです!」とアピールしてしまえば、意外とラクになるかも......?(KH)