「エアライン就活」準備のお値段 「40万円」は高いか、安いか

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スクールの見分け方、プロはこう見る

   大学生や一般人からすれば見分けがつかないエアラインスクールの選び方はどうすればいいでしょうか。就職活動支援の「ストラッセ東京」を主宰する古澤有可さんに聞いてみました。

「うちだと、英語力が低い学生なら英会話学校に通うように勧めます。もし、大学4年生で就職できなかったら一度、他の業界に就職してから社会人転職採用を狙うようアドバイスします。無理に受講させる、ということはしませんね。選び方ですか・・・。講師の力量を学生が推し量るのは無理があります。元CAだから良いというわけでもないですし。複数の講師に会わせてくれるかどうかが重要ですね。それと受講料は高ければいいわけではありません。と言ってタダなら、というわけでも。うちはスタンダードコースが30時間で9.5万円(税別)です。講師の収入や教育投資などを考えればあまり安いのも無理がありますし」

   エアラインスクールに行くかどうかはともかく、ある程度の自己投資をしないと倍率が高いエアライン就活は厳しい、と言って、お金をかければ受かるというものでもないようです。(石渡嶺司)

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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