「エアライン就活」準備のお値段 「40万円」は高いか、安いか

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「元CAの昔話・自慢話で講義は終わり」のスクールも

   さらにひどいところになると、講師の昔話・自慢話をするだけで講義が終わり、斜め立ちのポージングを取るだけ(昔はそれでよかったそうですが・・・)、一輪挿しの花を事前に用意しないと怒り出す・・・、など恐ろしい話が取材するとボロボロ出てきました。

   このようなひどいエアラインスクールがどうして淘汰されないのか。理由はある関係者に聞いて目からうろこでした。

「外国語・国際系学部にしろ、エアラインスクールにしろ、エアライン志望の子が大量に集まる。中には、講義などしなくてもしっかりした子もいる。数が集まっていれば、ある程度の人数はエアラインに就職できて、それがまたアピールできる。どうしようもない学生は『親身の指導』と言いつつ、オプションで金を出すように仕向ければ利益はちゃんと出るし、評判も落ちない」

   うまくできているな~と感心してしまいました。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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