必死の学生が教授を「脅す」 「絶対イヤ!不登校になってしまいます」

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「不人気」研修室の実態

   学生の頃、私は学科で最も人気のない研究室に配属された。ついた先生は、朝、顔を合わせると「奥さんと喧嘩してきた」事が一目瞭然でわかるような方であった。そんな日は、研究以前に如何に怒られずに1日を過ごせるかを考えないといけない。機嫌がいい時と悪い時では、言ってる事もやる事も全く違う、それもかなり理不尽。人気が無いのもうなずけるでしょ。

   おかげで渡世術についても大いに勉強になった。一応、恩師の名誉のために言っておくが、この先生、実験技術は素晴らしいものがあった。現在、曲がりなりにも私が研究者の末席に留まっていられるのは、この先生の教育(研究面ね)のおかげである。

   ちなみにこの研究室には「自ら希望」して配属になったが、研究内容で選んだのである。けっして、最初から渡世術について学ぼうと思っていたわけではない。(プロフェッサーXYZ)

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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