「エアラインスクール」で展開される 学生と講師の「空中バトル」とは

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「英語力」をめぐる攻防

   実況:最終ミッションが始まります。「運命の選択」、これから仕掛け人に登場してもらいます。仕掛け人の問いからどう数字を積み上げるかがポイントです。

   解説:仕掛け人は先ほどと同じくエアライン業界志望の女子学生です。

   実況:では仕掛け人どうぞ。

   仕掛け人:私、英語が苦手なんです。やっていけるでしょうか?

   解説:エアライン志望なら英語はできて当たり前ですからね。これは注目です。

   実況:チャレンジャー、どう答えるか。パスも1回までは許されますが・・・、おっとパスしない。ステイで果敢に攻めます。

「英語が苦手?大丈夫。うちはエアライン業界専門の英語補習も実施しているから。ここで勉強していって夢に近づこう!」

   仕掛け人:でも私、今、大学3年生でTOEICは400点くらいなんです...

   解説:え?400点?3年生の秋で?この子、よくエアライン受けようと思いましたね。

   実況:アスベストさん、どういうことですか?

   解説:いや、エアラインが日本かアジアか欧米かにもよりますが、最低でも600点台はないと。

   実況:600点以下は切り捨てですか?

   解説:もちろん、500点台でも受かる学生もいますが、他のポイントがよほど良かったという条件付きです。まして、半年や1年で200点以上上げるのは至難の業なんですが。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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