「エアラインスクール」で展開される 学生と講師の「空中バトル」とは

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講師の「逆ギレ」が許される理由

   実況:セカンドミッション始まりました。

「あなたたち、どうしてお花の一輪挿しを用意しないの!授業のときは必ず用意しなさいと言ったでしょう!全員用意できないなら先生、もう知りません!今日の講義はしませんから!」

おおっと、まさかの逆ギレ。アスベストさん、これはどういうことでしょうか?

   解説:「心にみずみずしさを」との理由で受講生に花の一輪挿しを買って机に並べるように、とチャレンジャーは指導しています。ところが、バカバカしいと思った受講生の一部が買わなかったことに逆ギレしているようです。

   実況:いや、しかし、相手はお金を払う受講生、いわばお客様です。いいんですか、あんな態度で?

   解説:社会人ならともかく、世間を知らない学生だとだまされるようですよ。ほら。

   実況:なんと!買わなかった学生含め、全員で謝りに行った~!

   解説:一部宗教系団体とかではこういう手法、よくありますけど、就活塾とかエアラインスクールでもたまにあります。

   実況:授業は、と言えば講師の自慢話か、メイク講座程度・・・

   解説:フライトアテンダントにしろ、空港のグランドスタッフにしろ、求められる素養は講師の時代と今とでは大きく違うはずなのですが、学生からすればわかりませんからねえ。

   実況:ここでセカンドミッション、終了~。なんといまだに脱落者ゼロです、これはすごい。

   解説:さすが転覆さん、がっちり離しませんね。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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