上司の提案が部下の仕事の負担になってしまうかも
こうした考え方などから、管理職者の「社員、部下にマラソンをさせたい」という気持ちにつながっているのかもしれないが、部下の側からするとそれが悩みになってしまうケースもあるようだ。
Yahoo!知恵袋には、こんな相談が投稿されていた(09年6月)。
「僕の彼女の職場の上司がスタッフの結束を高めるために、スタッフ数人でマラソン大会に出場しようという計画を立てているらしく、もうすでに一回目の大会に出たそうです。さらにこの一回に止まらず、次々に大会に出る計画をスタッフの同意無しに(彼女は研修中なので断りにくく、初回は同意したらしいですが)勝手に計画し、半強制的に参加させようとしているそうなのです」
職場のスタッフは断りきれずいやいや練習に参加していて、それが体力的にも精神的にも仕事をやる上でかなり負担になっている、という。
「やりたくないならキチンと言えばいいのに」という回答も寄せられたが、「面接の時に、そういった活動に積極的に参加できない人はいらないと断言」され、どうも言いづらいそうだ。結局「体力的に出場できません、と言えば気まずくないと思います」という回答がベストアンサーに選ばれていた。
部下にスポーツを勧めるのもいいが、それが強制ととられないようにする配慮も必要そうだ。(MM)