「入社するなら覚悟して来いって事だろ」
ネットでは、同社への批判に加え、「あの挑発的な採用ページの『真意』は何だ?」と、憶測が飛び交った。
まとめサイトでは、「よほど技術に自信があるんだろうな。こんなのネットでどう叩こうが、そもそも土俵が違うし勝負にならんw」と、同社が採用に困っていないからこその「自信」を見せているという人もいれば、「ネットで会社概要を調べるだけの人は要らんのだろう」と、「ラクして得られる情報で満足してしまう若者」をシャットアウトする意図を汲む人もいる。
反響を受けて、ネットニュースの「ねとらぼ」が、社長に電話取材をしたところ、「入社後一年間は授業料をもらい、二年目は授業料を免除、三年たってようやく給料を払うつもり」という話は「うそ」だという。実際は、「賃金はしっかり支払っている」とのことだ(「『入社後1年間は授業料をいただきます』は釣り?それともガチ?採用ページが話題の秋山鉄工、社長に真意を聞いてみた」2014年10月29日更新)。ただし、「入社お断り三条」など、厳しい態度であることには変わりがない。
記事がヤフーニュースに配信されると、コメント欄には1000以上の意見が書き込まれた。「そういった考えは結構だけど、『挑発』する意味はあるのか?」という人もいれば、「実際は、1年目は戦力にならないということだろうね」「入社するなら覚悟して来いって事だろ」と、理解を示す人もいる。
秋山鉄工のフェイスブックページ(14年10月28日)には、ネットでの批判に対し、「匿名ですから、いろんな人が勝手に書いています。表現が刺激的、傲慢と受け取れる部分があるので、標的にされたのでしょう。新入社員に給料を支払わない『ブラック企業」と受け止めておられるようです。ほとんどは遠方の方々で当社のことはご存じないはずです」と書かれていた。(KH)