「バーベキュー」で分かる「人となり」 若者の自主性と組織風土の関係

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院長不在の時でも病院が上手くまわっている理由

   2日目のサバイバルゲームも終わり、いったん病院に荷物を置きに戻りました。

   すると緊急の連絡があったようで、疲れてぐったりモードから一変してすぐに仕事モードに切り替わっていました。

   この日も休みにしていたのですが、自主的に仕事を始めていました。

   私はこれを見ていて去年と同じシーンを回想しました。

   去年は7月の上旬に同じように1泊2日の合宿をやったのですが、暑くて熱射病状態になっていました。それでも緊急の連絡があったので、何人かは病院に戻って仕事をしていました。別に院長から命令されたわけではありません。

   スタッフは20代、30代前半と若いのですが、院長が不在の時でも病院が上手くまわっています。

   この状態は経営者にとって理想なのではないでしょうか。

   「社員が受身で困る」と言っている会社は多いです。

   自立的な人はなかなかいません。だから会社で育てていくしかありません。

   育てるために必要なことは、常に自分で考える習慣をつけさせることです。

   そのためには、「上司の心がけ」がとても大切だと考えています。(野崎大輔)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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