顧問先の動物病院で、去年からレクリエーションと研修を兼ね1泊2日でキャンプをして、サバイバルゲームをやっています。サバイバルゲームをなぜやるかというと、チームワークと役割の重要性を体感するためです。
攻める人と守る人を決めて、それぞれの持ち場を守ったり攻めたりします。勝手な行動をするとそこから相手に攻め込まれてしまうので、自分勝手に行動するとチームに迷惑をかけます。ただ状況はどんどん変わっていくので、臨機応変に対応していくことが求められるという、けっこう頭を使うゲームでもあります。
早朝から一人で食器を洗う新入の獣医師
1泊2日の間一緒にいると、人となりが見えてきます。
私はバーベキューをやる時に、さりげなくどういう行動をするのかを見ていましたが、サボっている人は一人もいませんでした。
野菜を切る人、火をおこす人、テーブルを設置する人・・・
指示命令を待つことなく、自然とそれぞれが自主的にやることを見つけてやっていました。
そうして和気あいあいと1日目が終わりました。
千葉の山奥でキャンプをしたのですが、朝はとても寒く温度は10度以下だったと思います。
私は6時くらいに起きてトイレに行ったら、誰かが水場にいて何かをやっていたので見に行ったら、入社したばかりの獣医師の男性が食器を洗っていたのです。
「おはよう、何で食器洗ってるの?」
と聞いてみたら、
「早く起きたので、やっているんです」
との答えが返ってきました。黙々と食器を洗っている彼の姿を見て、私は彼を尊敬しました。「もともと料理をするのが好きだ」ということを前日のバーベキューの際にも聞いていましたが、通常はこういうことは、後でみんなでやればいいと思うのが普通ですよね。今度会った時に、また詳しく聞いてみようと思います。