「英語のグラウンド」に踏み出そう 机上だけの学習に「さようなら」

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あふれる学習機会、あとはやるだけ

   カンボジアで仕事をしていると、英語が話せる人が多いことに気付きます。大学を出た人は、完全ではないまでも英語でコミュニケーションがとれます。それは、専門書はクメール語で発行されていないため、英語で読まなければならないですし、それなりの規模がある企業では、当然のごとく英語が共通語なので英語で仕事をしなくてはならないのです。つまり、カンボジアの優秀層は強制的に、英語で学び、英語で働くという「ボールを握ったことがある」人なのです。

   ボールを握ればすぐに野球が上手くなるわけではありません。でも、ボールを握ることと理論を学ぶことを両方バランスよく行わなければ上手くなりません。日本の英語教育は、そのどちらも足りない、特にボールを握る経験が根本的に足りないという状況です。

   だから、海外で働けるようになりたい、外国人と一緒に働きたいと思っている人は、このことをしっかり認識して、勉強に励むしかありません。学生時代の勉強が非効率であったことを恨んでも何も返ってきませんし。

   幸い、みんなそれで困っているので、民間企業があの手この手で英語を勉強する方法を提供してくれています。文法の基礎は、膨大な量出ている参考書でゼロから学べますし、読書では最新ニュースから漫画まであらゆる英語書籍が発行されてます。音声教材も無限と言ってよいほどありますし、アメリカやフィリピン留学、オンライン英語教室などもあります。

   グラウンドは、すぐ目の前にあるし、ボールも用意してあるので、あとはやるだけです。

   そして、ひとつ私が望むのは「国内で生きていけばいいや」と思っている英語の先生達に、グラウンドにでてボールを握ってもらう事です。

   サムライカレープロジェクトでも「せっかくグラウンドに出たから、英語を教えてくれるコーチが欲しい」という要望を多くいただいたので、(2014年)12月よりカレー屋起業体験をしながら英語を学べるプログラムを作りました。また、忙しい社会人の方向けに1週間のコースもつくりました。

   英語で仕事をする経験をしたい方、ぜひお越しください。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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