「会社の電話取るのは新人」は、古い常識? 共用受話器に「生理的拒否感」もつ若者も

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「なるほど~これも時代か・・・」「働く気あんのか?」

   新入社員が電話対応を苦手とする理由は、「育った環境にある」と指摘する人もいる。人事コンサルタントの小笠原隆夫氏は、「All About News Dig」に寄せたコラム、「若手社員が会社の電話を取ろうとしない、2つの意外な理由」(2014年9月24日配信)で、次のように分析している。

   それによると、幼少期から、1人1台の携帯電話が当たり前だった若者たちとって、「電話」は基本的に「知っている相手から自分あてにかかってくるもの」という認識。そんな彼らが、社内外の知らない人からの電話で「いきなり話すことは、あまりにもハードルが高い」という。

   彼らは「ナンバーディスプレイ」が普及した世代でもあり、「知らない番号には出ない」という習慣が身についている。『固定電話は自分が出るものではない』という考えもあるらしい。

   そんな今の若者にとって、電話は個人か、もしくは家族や友人など、親しい間柄だけで共有するものだ。だから、「会社で中高年の上司やその他の誰かが、口や耳を近づけていたものを触ることが生理的に嫌」と感じる若手もいるという。小笠原氏は、そんな若者たちの心境を理解し、「『これは仕事だから我慢して電話に出ろ!』とは、少なくとも私はなかなか言えない」と、理解を示す。

   記事は、フェイスブックを中心に拡散され、様々な反応が寄せられた。「なるほど~これも時代か・・・」という人もいるが、多くの人は、「自宅の電話と会社の電話は違うということから、教えないといけないのか・・・」「てか、働く気あんのか?」と、電話を取る・取らないをめぐる『若者の意識の変化』に、怒りを覚えたようだ。(KH)

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