内定学生さまに「300万円の車」プレゼント 「お好きな牛をどうぞ」の会社も

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内定学生の親に牛プレゼント、牛舎改修のオプション付き

   採用マニュアル本の「プレゼント」に戻ると、さらに目立つのが「牛や馬」。

   「牛や馬」は地方出身者の親に対してで「(親/飼い主に)見てもらって、気にいったもの」「牛舎等がなければこれも新築または改修してあげる」。

   そうだよね、やっぱり気にいったものを選ばせてくれないと。

「あの会社の採用の人さ、好きなの選ばせてくれただ。すかも、牛舎も改修してくれてよ。その後もときどき様子見さ来でくれて、いい会社だあ」(注記:方言表記は架空のいい加減なものです)

   こうして、牛プレゼントの会社は大きくなりましたとさ、めでたしめでたし...。いや、どう考えてもバブル崩壊後、経営環境は一変したとしか思えません。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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