「若手の育成ができない」管理職を育成した会社の責任

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「管理職セミナーに行かせたりはしていますが、なかなか効果が出ない」

   確かに、個人レベルで問題のある若手社員や管理職はいます。

   世の中的にも若手社員が悪い、管理職が悪いという各論で書籍もありますが、深く掘り下げていくと家庭、学校教育といった社会的な問題にまで展開されるのではないかと思います。

   今回のように若手社員の定着率といったテーマであっても、本質的な問題や課題を把握せずに単純に

若手社員が問題だから若手社員の研修をやりましょう!

では解決にならないのは言うまでもありません。

   なかなか中小企業でしっかりと管理職の育成を行っているところは少ない、というのが現状です。会社から管理職に任命されて、どうすればいいのか分からずに、今までの延長で仕事をしている人も多いと思います。

   実は、会社としても何をやればいいのか分からないということがあります。

   「管理職セミナーに行かせたりはしていますが、なかなか効果が出ない」と悩んでいる経営者、人事担当は意外と多いです。

   1回、外部のセミナーに行かせたくらいで管理職の意識を持てるようになるほど甘いものではありません。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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