女性登用の数値目標を義務付けるのかどうか、ですったもんだしていた女性の活躍推進法案が、結局「義務付ける」内容で閣議決定された。安倍政権が重要政策として掲げていることもあり、「女性の活躍」がこのところよく話題に上る。
J-CAST会社ウォッチでも「『女性上司』急増で職場崩壊? 『ネチネチしてて嫌』『仕事が円滑に回らない』」(2014年10月9日)という記事を公開したところ、1週間強でツイート数150超、記事下1クリック投票1100票超などと反響があった。賛否両論さまざまな意見があるが、男女差というより「人によるでしょ」と考えているビジネスパーソンが多いようだ。
「性別ではなく人による」という意見が目立つ
(画像キャプション) 男とか女とか関係ないでしょ!前述の記事では、「上司は男性の方がいい」と考えている女性が7割超で、男性に聞いた場合より数値が高いという調査結果や、「バカでもいいから、上司は男が良かった」という「週刊現代」(14年10月11日号)の記事などを紹介した。
コメント欄に寄せられた意見を見ると、「会社が役職につけている女性は、わりと地味で人当たりも悪い人も目につく」とやはり女性上司は嫌だという声もあったが、「嫌な奴は男女の別無く居ると思うけど」「男でも女でもダメな奴はダメ、人の上に立つべきじゃない人間は性別に関係なくいます」と、「男とか女とか関係ない」という人が目立つ。
ツイッターでも同様に、「これは...。人によると思う...」「別に粘着質で気分屋なのは、男女関係ないかと」「無能を出世させるシステムが悪なのであって、性別は関係ない」と、性別の問題ではないというツイートが多く投稿されている。
一方で、「現実には自己顕示欲の強い女性上司には死ぬほど苦労した」「第一にヒステリー、同じ用件でも指示がその都度異なる」「幸い、女上司が直でついたことはないけど、傍から見てて酷かったな」と、やはり女性上司のもとで辛い思いをした、またそういうケースを知っているという経験談も書き込まれた。
ちなみに産業能率大学が14年4月に発表した「2014年度新入社員の理想の上司」ランキングでは、女性は1位が女優の天海祐希さんで、「態度や姿勢が手本になりそう」「リーダーシップがありそう」などが理由として挙げられた。2位以下は江角マキコさん、篠原涼子さん、女子サッカー選手の澤穂希さん、仲間由紀恵さん、真矢みきさんと続いている。
「女性上司は嫌だ」という人は、ここに挙がっている有名人が女性上司だとしても、やはり嫌なのだろうか。(MM)