「ブルーマンデー症候群」が1番多い年代層は?

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   日曜の夕方、テレビで「サザエさん」を見て、「明日から会社か......」と憂鬱になる人たちを、「サザエさん症候群」と呼ぶ。ちょっと古びたニュアンスも漂う、この言葉だが、「ブルーマンデー」とも言われ、会社員の4割超が経験しているとの調査結果もある。憂鬱な「日曜の夜」を乗り切る方法はないものか。

30代、20代は約半数が経験者

あ~あ、休みも終わりかぁ
あ~あ、休みも終わりかぁ

   不動産情報を手がけるオウチーノ(本社・東京)が、土日休みの仕事に就く20~59歳のビジネスパーソン451人に、「あなたは日曜日の夜や月曜日の朝に、休み明けの仕事のことを考えて憂鬱になったり、気分がすぐれなくなったりすることがありますか?」と尋ねたところ、15.7%が「いつもなる」、27.1%が「なることが多い」と、合わせて42.8%が、よく「ブルーマンデー」になると答えた(2014年6月24日公表)。具体的な症状としては、気分が落ち込むという人が目立つが、中には、「急な腹痛で出社を遅らせることが多い」など、身体的な症状を訴える人もいた。

   年代別で見ると、「ブルーマンデー」経験者は、30 代で最も多く51.4%、次いで20 代が48.7%、40代が38.0%、50代は33.9%だった。若手社員の約半数が、日曜の夜を憂鬱な気分で過ごす傾向があるという、やや寂しい結果だ。

   質問サイト、ヤフー知恵袋には、そのものずばり「会社に行きたくない日曜日の夜はどうすればよいですか?」という質問があった(2014年1月26日)。回答者からは、「主さんはサザエさん症候群ですね。月曜から辛い仕事が始まると思うと気が重くなり、仕事に行きたくなくなる、典型的な例です」との『診断』がなされている。

   回答者は、「まぁ主治医の受け売りですが」と前置きした上で、「私から言えることは、会社が終わったあとの楽しみを思い浮かべる。私はよく、これが終わったら楽になれる、と考えて、辛いことを乗り越えます」とのアドバイスが寄せられた。さらに、「あまり追い詰めないでくださいね。考えすぎるとウツ病になる可能性があるので」と、優しい言葉で締めくくられている。確かに、毎週「会社に行きたくない」のは、心や体からの『危険信号』かもしれない。無理は禁物だ。

なったらどうすればいい?対処法アドバイス

   ブルーマンデー症候群になってしまったら、どうすればよいのか。ヤフー知恵袋では、「明日、月曜日は仕事に行きたくないなと思っている人は、どうやって明日への気合いをいれる為に日曜日をどのようにリラックスされてますか?」との投稿があった(2013年9月2日)。

   ある回答者からは、「私は、月曜日の朝、目覚ましがなる迄、仕事の事は考えません。休みの日に、仕事で憂鬱になるのはもったいないよ」とのアドバイスが寄せられた。一方、別の回答者からは、「明日のことは知らん、で全く気にしない努力をするか、徹底的にスケジューリングして、対策を考えるか、どちらかです。中途半端が最悪」との意見もある。

   月曜が憂鬱なら、休日は徹底して月曜のことを忘れ去るか、あえて仕事と向き合い、対策を考えて安心感を得るか。中途半端にうじうじ悩むのが、1番よくないようだ。冒頭に取り上げた調査では、よく「ブルーマンデー」になる人のうち、何らかの対策をとっている人は29.5%だった。最も多かった方法は、「できるだけ早く寝る」というもの。確かに、早く寝てしまえば、憂鬱な「日曜の夜」を短くすることができる......ような気がする。(KH)

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