情報収集の時間を劇的に有益にする方法

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   ビジネスで差をつけるために必要なことは情報収集と言われます。ゆえに、様々なスタイルで情報収集のノウハウを伝授するビジネス書が出版されています。また、経営者や著名人がどのように情報収集をしているかを紹介した雑誌記事を頻繁に見受けます。それだけ、情報収集に関する方法を知りたい、関心が高い人が多いのでしょう。

   ちなみに20代の情報収集に対する意識(COBS ONLINE会員調査)によると、「情報収集のために、どんな情報源を活用しているか」聞いたところ、約100%に近い人が、「インターネット」を選択。新聞、書籍、雑誌、人といったネット以外の情報源を活用している人は、いずれも20~30%前後にとどまりました。

管理するというレベルには達していない人が大半

情報収集のツールは...
情報収集のツールは...

   しかし、「ネットでの情報収集や情報管理のために何らかのツールを使っているか」聞いたところ、RSSリーダー、ソーシャルブックマークなど、ブロガーなどに人気の高い情報収集ツールを使っている人は、全体の9.5%にとどまりました。

   こうした結果からは、ネットを日常的に使いながらも、ツールを使いこなして効率的に情報を収集し、管理するというレベルには達していない人が大半であることが読み取れます。また、「1日に情報収集に費やす時間」については、「30分以上1時間未満」が4割近くを占め、「30分未満」が3割近くを占めました。

   ほかの業務にかける時間を考えると、多くのビジネスパーソンにとって、1日1時間前後が情報収集にかけられる限度と言えそうです。つまり、役に立たない情報収集の多少の時間をかけている...とも言えます。だとすれば、1年間で考えれば膨大に無駄な時間を費やしていることになります。でも、それは大変にもったいない話です。どうしたらいいのでしょうか?

   以前なら新聞を誰もが読んでいる前提で仕事に関わる人々はお互いに接していました。ところが、最近は事情が違います。

「自宅で新聞を定期購読している人はいますか?」

と質問して20代で手を挙げる人は僅か。10%もいません。当方が若手営業時代であれば100%近くが定期購読していましたので、時代の変化を感じます。では、何で情報収集しているかと言えばスマホ。そのスマホで情報収集するソースは何か?漠然と眺めているだけで活用にまで至っていない人をたくさん見受けます。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
姉妹サイト