通報されるリスクを恐れる日本男性
大宮さんは自分でも「叱られそうな主張」と書いているが、その通りネット上では批判が噴出した。
「何こいつ。いちいちイラッと来る文章。こんな奴の助けはいらんわ」
「ひっさびさに腹の立つ記事を読んだ。こいつは本当に何も分かってない最低だ」
「必需品じゃない物なんて言い出すなら、スマホもPCも電車も車も使わずに仕事してみろ。おんぶして畑仕事してた時代とは現代人の行動範囲も内容も全然違うんだよ。道具や手段も変わって当たり前」
一方、「男性がベビーカーを押している女性を助けない理由」について、男性側からはこんな意見も多い。
「手を貸そうとすると置き引きやら痴漢やらストーカーと勘違いされて通報されるリスクがある」
「『女性+幼児』...駅とかでこの組み合わせに声がけして不審者扱いされたんじゃたまったもんじゃない...ということに尽きるのではないでしょうかね」
「困ってそうに見えても下手に知らない人に声かけたら『事案』にされかねないからね。空気は読まない。助けを求められたらはじめて手を差し伸べる」
痴漢冤罪などが社会問題となっている今、男性としては女性や子供に声をかけることへの恐怖心があるようで、「助けろって言われても...」というのが本音のようだ。
「ベビーカーを押す女性を助ける議論」には様々な意見があるが、大宮さんの記事の最後にはプレジデントオンライン編集部からのこんなコメントが記載されている。
「現在、掲載中の『日本男子は、なぜベビーカー女子を助けないのか』では、ご意見、ご批判を頂戴しました。記事の中に読者を不愉快に感じさせる表現が含まれていたことをお詫び申し上げます」
表現の是非はともかく、議論自体は今後も掘り下げていってほしい。(MM)