「ブラック・プレジデント」のブラック語録は、ブラックではない

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人が集まればルールが必要になる

   現実でも、何かあるとすぐに「それはブラックだ!」と批判する風潮があるのを感じますが、こんなことでいいのかなと思う時があります。

   ドラマの中で、ネットに「これはブラックだ!」と叩かれていましたが、必ずしも「語録」の全てがブラックな発想ではないと思います。例えば

自分に合う職場などない。自らが合わせろ。

というのは、これはそうだと思います。

   理想的な職場に出会える人は少ないでしょう。人が集まればルールが必要になります。

   いろいろな人が好き勝手に独自の判断で仕事をしたら、いろいろな問題が出てきます。考え方が違うアカの他人が1つの場所で働くのであれば、ある程度の制限が必要となります。組織に所属するということは、ルールに縛られるのは当然なのです。

   こうしたルールの中でいかにして自分が折り合いをつけていくか、ということが大事なのではないかと思います。自分が合わせるのが嫌ならば、合う職場が見つかるまで転職し続けるか、起業して自分の理想とする会社を作るしかありません。

死ぬ気でやる者だけに未来がある!

   これもそうだと思います。

   傍から見たら天才と言われる人でも、人の見えない所で努力している人が多いです。

   私を含め多くの人は凡人だと思います。我々凡人が仕事において普通にやったり手を抜いたりして成果を出すことができるのでしょうか?

   誰もが楽して良い結果を出したいと思うのも無理はありませんが、自分の人生を良くしたいのであれば、このくらいの心構えで仕事に挑まなければならないのではないでしょうか。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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