「就活の勝ち組」の鼻をへし折る 実は「誰でも参加できる」インターンの正体

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学生にお得感を出すため

   実況:なるほど、質を保つためには定員割れでも選考が必要だ、と。もう1つは何ですか?


   採用担当:言っては何ですが、まあ学生にお得感を出すためですね。自分は選ばれた存在、みたいな。


   解説:この選考実施によってお得感を出す方法、就職情報会社の父さんナビ、母さんナビはじめ大体のところはクライアントとなる採用担当者に指導しています。で、実際に効果があるのでよっぽど集まりの悪い中小企業以外はどこも真似するようになっています。


   実況:なるほど~。しかし、学生チームは確か「就活勝ち組だ」みたいに勝ち誇っていましたよね。


   解説:うーん、まあ、就活学生にありがちな誤解というか、空回りですね。


   採用担当:そうそう。実際は全く関係ないんですよ。だからツイッターなどで「就活勝ち組」とか見るたびにチャンチャラおかしくて。


   解説:ま、冷静な学生だといいんですが、自慢して回る学生だと中盤以降に気持ちが折れて、立て直すのに時間がかかる、という話はよく聞きます。


   実況:ということなんですが、学生チームのみなさん、感想を。あれ?なんか顔が赤いですけど大丈夫でしょうか?


   学生:ふざけんじゃねーぞ。学生の気持ちをどうしてくれる!


   実況:学生チーム、暴れだしました。恥ずかしさ余って、乱闘です。先週に続いて警備員と乱闘中です。解説はアスベスト礼二さんでした。


   解説:怖いなあ、インターンシップ。――


   「誰も参加できない」のか、「誰でも参加できる」のか。前週内容と合わせ、見極めが大切ですね...。(石渡嶺司)

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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