「秋に9連休」欲しいですか? 「勘弁して」派VS「良いこと」派の攻防

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   このほど「秋の9連休が実現するかもしれない」という報道が出た。企業に協力を求め、休日と有給休暇を組み合わせた大型連休を実現しようという内閣府の有識者会議での提案を受けたものだ。

   J-CAST会社ウォッチでもこの話題について取り上げた(2014年10月1日)ところ、コメント欄などに寄せられた声は3日夕現在、「勘弁していただきたい」など否定的なものが多い。

政府の目標「有休取得率70%」

まずは有休を取りやすくしてくれ
まずは有休を取りやすくしてくれ

   そもそも「秋の大型連休」は、日本の有休消化率がわずか39%、「有休消化ゼロ日」の割合も17%と高い割合になっているといった調査結果を受け、政府が目指す有休取得率70%実現に向けた施策の1つだ。

   2015年のカレンダーを例にすると、9月は19日が土曜日、20日が日曜日で、21~23日まで旗日が続く。24、25日は平日だが、ここで有給休暇を取得して土日につなげ、19日~27日までの9連休を実現しよう、というわけだ。

   こうした動きに対するネット上の反応などを紹介した、J-CAST会社ウォッチの記事「政府『有休取って秋の9連休を』にツッコミの嵐」(10月1日)のコメント欄には、

「休日が増えればその分出勤日が増えるだけで意味がない。すっごい要らない」
「皆が一斉に休んだって、何処も混雑するからかえってストレスが溜まるし、心身が休まらないんだが」
「小売業界としては連休『明け』にプチ不景気となるので、勘弁していただきたい」

など、やはり「ツッコミ」が寄せられた。

   一方で、「(休みが)増えることは大変良いことだ。(略)祝日ももっと増やしていいと思う」という賛成派の意見や、「『休日増やすと困る人がいるから休日増やすの反対!』っていうネガティブな考えになるんじゃなくて、『休日増やすと困る人がいるから、その人達が困らないように制度を変えて!』と社会に向けて声をあげて発信するべきじゃないのか?」といった問題提起も見受けられた。(MM)

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